プロポポル(Propofol)を正確に分かるのが重要!
▶プロポポルは危険な薬物なのか?
昨年から続いてきた”プロポポル(Propofol)芸能人中毒”が最近再び世間の話題となっている。
2009年マイケルジャクソンがプロポポル(Propofol)過多使用のため死亡したことが知られた後、韓国でも有名芸能人のプロポポル(Propofol)中毒説が絶えずに提起されている。
TVニュースでは連日有名芸能人たちの名前と「麻薬」、「中毒」、「調査」のような刺激的な単語などを使用するまで有名芸能人が麻薬犯にもなったかのような扇動的な画面を作り出している。このためプロポポルをよく知らない一般人たちはこの薬物がヒロポンのような中毒性がとても強い危険な麻薬だと思われるでしょう。
インターネットではTVで出た内容より歪曲され大げさに速いスピードで広まっていく。薬品に対する専門知識のない一般人たちもTVで見たり聞いたりした情報に自分たちの想像を付け加えブログに、カフェーにSNSなどに新しいニュースを作っているのである。
プロポポルはまるで韓国で一番危険な麻薬になったかのようだ。しかしプロポポルが本当にこんなに危険な薬物なのか、静脈注射麻酔剤であるプロポポルは1985年臨床導入されてから鎮静法と全身麻酔のすべての段階で使える効果的で、優れた薬物である。プロポポルは身体内で蓄積されることなく長時間麻酔維持できることが可能で、吸入麻酔剤からくる悪心、嘔吐などの副作用がほとんど現れなく全世界で広く使われている。
▶プロポポル麻酔および鎮定作用
プロポポルは副作用が少なく他にも発現時間が速くて精神運動及び認知機能が速く回復されて理想的な鎮定剤に近い。麻酔及び、鎮定作用の効果は一般的に薬物注入後約40秒以内で現れほとんど小便で排出される。イギリスでは泌尿器科及び、整形外科関連の手術時麻酔薬の選択に対する調査で96.5%比率でプロポポルを選択した。
最近この薬物と関連している副作用と中毒危険性に関するニュースがいくら大げさになっているかは統計を通してもよくわかる。プロポポルの間違った方法として乱用した既存事例は1992年から2008年まで全世界で合計10件の事例しか報道されていない。それも10名中8名が麻酔科医者、麻酔専門看護士、放射線医者、一般医など医療関連の従事者たちだった。一般人に対する事例は全世界的に極めて珍しい事例である。
▶プロポポル乱用は禁物
もちろんプロポポルが乱用及び依存可能性がある薬物であることは事実である。それで国内でも2011年から向精神性物質で規定し徹底的に管理している。しかしプロポポルが向精神性医薬品に指定された国はは韓国が唯一である。プロポポルの使用が多い日本、アメリカ、ヨーロッパでも向精神性物質で登録された所がなく一部の国家で統制物質でしか管理されていない。
プロポポルの向精神性医薬品登録は芸能人とゴシップに敏感な韓国では適切な措置だと考える。しかしこの薬物が医療係で使用されてはいけない「高危険性麻薬」のように取り扱いされることも警戒しなければならない。そして必要によって専門医の診断下でこの薬を投与してもらっている人たちをまるで「麻薬犯」のように扱いし確定もしていない状況で実名を流した検察とこれを連日特種のように報道している言論形態はもう一度考え直さなければならない。
プロポポルは注入時衛生状態による感染危険があり、痛み、低血圧などの副作用が生じる場合もあるので必ず麻酔専門医が専門装備を揃って投薬しなければならない。即ち今の問題となっているプロポポルの乱用と依存は医療人たちの商業的理由で過多処方または頻繁な投薬をしたため問題となっているのだ。この点は医療人の一人として自省の声を高める時期だと考える。しかしプロポポルがまるでこわい麻薬のような、そして正当な治療と施術のため投薬した芸能人たちが凶悪な麻薬犯のようになって追いたてされてい「魔女狩」をしてはいけないだろう。
パク・ウォンジン ウォンジン整形外科院長
<アジア経済>
原本記事:芸能人プロポポル、新種「魔女狩」は…
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